睡眠障害と寝室の環境|快適な寝室で睡眠障害の改善を

 

睡眠障害と寝室の環境には密接な関係がありますので、
寝室の環境を見直すことで不眠症対策になります。

少しでも眠りやすい環境を整えることで、良い睡眠を得られます。
よい眠りを得るために注意することは
「温度」「湿度」「音」「明るさ」「色」「香り」などです。

温度

寝室の温度の理想はエアコンを使って調節するなら
夏場は25~29℃、冬は18~22℃です。

湿度

湿度は50%が理想です。
冬場はエアコンでは乾燥するので加湿器も併用するといいでしょう。

音は完全な静寂よりも40デシベル以下の音があると入眠しやすいと言われています。
ゆったりめの好きな音楽を小さめのボリュームで聞いたり、
「1/fゆらぎ」というリラックスを誘う信号が含まれる川のせせらぎや波など繰り返しのリズムのある音を聞くのもいいでしょう。

ちなみに、就寝前は歌詞のないインストロメンタルがいいでしょう。歌詞は脳の言語野を刺激してしまい内容を考えて眠れなくなります。

明るさ

寝室の照明はあまり明るすぎてはいけません。
ヒトの体は昼間は太陽の光を浴びて交感神経優位の状態になり、
夜は副交感神経が優位になり体が休息をするよう自然のリズムを持っています。

しかし、夜も照明が明るすぎると神経の入れ替わりが行われず、
睡眠障害を引き起こしてしまいます。
寝室は間接照明にするなど、落ち着いた明るさにしましょう。

寝室の色は、あまりたくさんの色は使わないようにして、
メインカラーとサブカラーで2,3色でまとめるとコーディネートしやすいです。

メインにはベージュやパステルカラーなどのような淡い色がリラックス効果が高いと言われ、
また、青や緑でもリラックス効果が期待できます。
特に中間色の緑は朝起きるときや夜眠るときのバランスに優れた色だと言われます。

注意したいのは、寒色の青を基調にすると冬の寒い朝の目覚めが一層寒く感じられ起きにくくなるかもしれないことです。
逆に黄色やオレンジ、赤などは脳が興奮してしまい眠りにつきにくくなってしまいます。

香り

香りは直接脳へ届くので気持ちを切り替えるにはもってこいです。
アロマをうまく使うとリラックス効果やリフレッシュ効果を利用して、
入眠や目覚めがストレスなくできるようになるはずです。

レモンやミント、ローズマリーの香りは朝の目覚めやリフレッシュしたいときに、
ラベンダーやスイートオレンジ、シダーウッドの香りは寝る前やリラックスしたい時に効果が期待できます。

ちなみに、ラベンダーオイルは酢酸リナリルという成分の含有量が35%以上の「真正ラベンダー」を使うのがベストです。

 

 

寝室の環境を工夫することで、睡眠障害が解消される場合もあります。
自分が落ち着く、快適な寝室にしてみましょう。